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SBS患者の外科的治療

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監修:大阪大学大学院医学系研究科 
医学科教育センター 教授 和佐勝史先生

SBS患者の外科的治療

小腸移植

腸管不全患者に対し、小腸移植が行われるようになってきている。
SBS患者の小腸移植の適応は下記の場合などが挙げられる。

・静脈栄養の合併症をきたしたとき

■ 静脈栄養による肝障害を発現した場合
例)血清ビリルビン値が2.0mg/dL以上を持続、門脈圧亢進症、肝線維化、肝硬変 など

■ 中心静脈の左右の内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈の計6本のうち、2ヵ所以上の中心静脈が閉鎖した場合(中枢ルートを失う可能性があるため)

■ 頻回なカテーテル感染を繰り返した場合

■ 真菌血症でseptic shockまたはARDS(Acute Respiratory Distress Syndrome)のエピソードがあった場合

■ 大量の下痢により、輸液管理によっても頻回の重篤な脱水症を発現した場合

■ 静脈栄養の結果、腎障害をきたしている場合

・超短腸症候群(残存小腸:小児10cm未満、成人20cm未満)

・頻回に入院を繰り返す罹病率(High morbidity)の場合

上野豪久:外科と代謝・栄養. 2015 49(1):27-33

小腸移植以外の手術

小腸の延長を目的としたBianchi手術(図6)、STEP(Serial Transverse Entero Plasty)手術(図7)などが行われる。

図6 Bianchi手術 1)

図6 Bianchi手術

1) J R Soc Med. 1997 Aug;90(8):429-432. より作成

図7 STEP手術 2)

図7 STEP手術

2) J Pediatr Surg. 2003 38:425-429.

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